九州・熊本のほぼ中央に位置し、緑川、五ヶ瀬川の両大河が生まれる水の生まれる場所、山都町。
阿蘇や九州脊梁山脈に囲まれ地下水も豊富。朝夕の寒暖の差もあり、お米もおいしく酒造りに最高の環境が揃っています。
山都町の米と水を使い、ここでしか出来ない、嘘のない酒造りを謙虚に行っています。

熊本・山都町

こだわりは、山都町の米と水、そして人。

山都町のおいしい米と水、そして山都町の人で造る。それが、通潤酒造の酒造りです。
弊社の酒米は、ほぼ100%を地元で賄うことができています。

酒米部会長/田中善忠さん(大吟醸と蝉に使用する酒米、山田錦の生産者)
山下恵さん/雲雀に使用する坂間「レイホウ」の生産者

これが実現できるのも、ひとえに「JAかみましき酒米部会」のご協力の賜物です。その中心であるJAかみましき酒米部会・木村課長にお話しを伺いました。

JAかみましき酒米部会・木村課長──────JAかみましき酒米部会には、現在何名ほどのメンバーがいらっしゃいますか?

30名ほどです。

──────酒米部会の役割を教えてください。

農家から酒蔵までの流通と品質の保証、その際の数量の確保、そして品質向上のための農家への指導や、収穫後の管理(低温乾燥、生産履歴など)の徹底ですね。

──────なるほど。そのおかげで大変な「山田錦」の栽培も実現できているのですね。

そうですね。山田錦は、昭和60年頃から試験的に熊本での栽培が始まって、現在に至っています。
元々、兵庫で誕生し栽培されていた品種を、通潤さんの先々代からの強いご希望で、旧矢部町(現山都町)でも栽培されるようになったと聞いています。
今でも県内で種を作っているのは旧矢部町のみで、県内の需要の約60%を賄っています。
ちなみに、地元の酒蔵である通潤さんのご要望には100%お応えしています

──────100%!それはすごいですね。

「山都町」にこだわった酒造りをされている通潤さんのご希望に添いたいという想いと、農家さん含め部会のメンバーさんたちのおかげですね。

JAかみましき酒米部会・木村課長──────山田錦以外に「レイホウ」も栽培されていますよね。

はい。レイホウも通潤さんの大切な原料米ですから(笑)
ただ残念なことに、この品種はあと数年で消滅してしまいますので、レイホウに代わる新しい品種の栽培が試験的に始まっているんです。品種を守っていくということも大変難しいことなんです。

──────他にも課題はありますか?

どこも同じ問題を抱えていると思うのですが、後継者不足による高齢化が著しいですね。
また、“こだわり”を持って取り組まれている「篤農家」も減ってきていると思います。ここ山都町でも同じことが言えるのですが、それでも熱心な篤農家さんが多いのも事実。

ここ山都町は朝夕の寒暖差があって水が豊富でおいしいので、本当に米がおいしく、食用だけではなく酒米の需要も高いのです。
これからもご要望にお応えするべく頑張ります。

酒蔵「通潤」と山都町